1) 目的 |
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@目的 |
目標を腹落ちさせる。以下のダメな例を防ぐ。
【参考図書】
・OJT完全マニュアル(松尾睦) |
Aダメな例 |
学生さんに以下のように思われる。
・できるはずがない ・やりたくない・面倒臭い ・なぜそこまでやる必要があるのか ・目標が多すぎる |
2) Goal/ 目標 |
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@大きな目標 |
科学の進歩に貢献する。
科学の進歩に貢献できる研究者になる。 |
A成果目標 |
学術論文を出版する。
・学術論文を世に出版するまで科学の進歩に貢献したとは言えない(誰の目にも留まらないから)。
・実験や分析に使ったお金は社会に還元するべき(もともとは税金だから)。
・科学者として生き残るために必要(学術論文を出版して評価してもらう必要があるから)。
【参考図書】
・理系のための研究生活ガイド第2版(坪田一男)
(絶対に英語論文が書けるようにならなければならない、135-137ページ)
(自分の業績に関心を持つ、252-253ページ;英語論文・総説が第一の業績、253-254ページ)
・科学者として生き残る方法(F. ロージ・T. ジョンストン)
(生態系としての科学、128-135ページ、査読のある発表、253-256ページ) |
B学習目標 |
学生さんの研究能力の向上。 |
3) 基本方針 |
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@ブレークダウン |
目標を具体的に何をすれば良いかが分かるまでブレークダウンする。
→ステップバイステップで「なんとかなりそう」と思えるようにする (「できるはずがない」と思われないようにする)。
【参考図書】
・OJT完全マニュアル(松尾睦)
(仕事を因数分解することで、目標の実現可能性を部下に実感させることができる、66-68ページ) |
A目標の整理 |
成果目標と学習目標を分ける。再確認する。
【参考図書】
・OJT完全マニュアル(松尾睦)
(成果目標(業績目標)に加えて学習目標も意識させる、64-65ページ) |
4) 質問など |
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@以前の実験 |
ゴールとして何を設定していたか?
What was your goal of this run? What was your purpose of this run? |
A現在の認識 |
ゴールとして何を設定しているのか?What is your goal? ゴールの設定は適切か?明確か? |
B期限 |
期限の設定は適切か? |
出版までの期間 |
普通は半年以上かかる。
初めて投稿した論文はもっとかかる。
・Kawazoe and Ohtani (2006 PCM)、2005/03/30 - 2006/03/09、11か月と1週間
・Kawazoe et al. (2010 HPR)、2009/08/07 - 2010/03/17、7か月と1週間
・Kawazoe et al. (2011 AmMin)、2011/02/27 - 2011/11/01、8か月 |
5) 期待、励まし |
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