1) 重要性 |
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@研究の期間 |
研究はある一定期間内に終える必要がある場合がほとんどである。
・修士課題研究
・博士課題研究
・短期滞在研究
・長期滞在研究 |
【ダメな例】 |
運任せ
→周囲の状況に振り回される(自己中心的な人に利用される)。 |
【ダメなパターン】 |
締切に直面してから考える。
→情報収集し考える時間が足りない。
→準備不足になる。
→最善の選択が出来ない。 |
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【参考図書】
・科学者として生き残る方法(序論、13-23ページ、F. ロージ・T. ジョンストン) |
2) 方針 |
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@状況把握 |
選択の場面が多いことを認識する。
選択に役立つ情報を収集する。
好機を予測する。
【参考図書】
・科学者として生き残る方法(F. ロージ・T. ジョンストン、18-19ページ) |
A計画的な行動 |
事前に計画を立てる。
翌日にやるべき作業を付箋・裏紙に書いておく。
【参考図書】
・ダンドリ仕事術(明日やるべきことを一覧にしておく、70-71ページ、吉山勇樹) |
B自分で |
スケジュールは自分で管理すること(僕はあなたの秘書ではありません)。 |
C研究指導の
スケジュール |
相談して決める。 |
D日程 |
【博士課程後期】 3年=1095日→1%=11日→1ヵ月=2.7%
【1セメスター】 半年=183日→1%=1.8日→1ヵ月=16% |
3) 生活セットアップ |
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@生活セットアップ |
引越後は忙しい。数カ月は忙しさが続く。寮なら簡単。
住居探し・契約、(家具付き物件でない場合は)家具の購入も。
健康保険、銀行口座開設、電気・水道・携帯電話の契約など。
言語の習得(英語、ドイツ語など)。
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A手続き |
引越後は忙しい。
手続きの問題が起きると心のゆとりがなくなる。
住民登録、滞在許可(ビザ)など。
アメリカ合衆国では、J-1 ビザ、ソーシャルセキュリティーカード。
国際センター(International Office) |
4) 長期的スケジュール |
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@期間(BGI) |
BGIの修士課程:1セメスター(半年間) BGIの博士課程:3年 |
A期間(日本) |
学部: 4年目が多い(3年目の途中からの場合もある)
博士課程前期(修士課程):2年
博士課程後期(博士課程):3年
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B期間(一般) |
博士研究員: 2年程度の契約が多い。
短期滞在者: 数カ月 |
C授業(学生の場合) |
・ いつから始まるか
・ いくつ受けるか(セメスターごとに少なくなる)
・ どのくらい宿題があるか(やり残しがあるか)
・ いつ終わるか
↓
授業が始まっていないときに研究のセットアップを進めるだけ進めておく。 |
5) 短期的スケジュール |
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指導教員・技術職員・お世話になっている学生さん・博士研究員さんのスケジュールを考慮する。 |
@休日 |
ドイツ(日本)の休日(カレンダーをチェック)。
初心者は休日・前日に実験予定を入れない(×助けを呼べない)。
イースター。 |
A休暇 |
指導教員・技術職員の休暇。 |
B研究指導を休む日 |
・ 土曜日・日曜日・休日
・ 出張(学会・放射光実験)
・ 休暇 |
Cお客さん・飲み会 |
お客さんとの議論・ラボの紹介。
飲み会(と二日酔い)。 |
D研究指導を
しない時間帯 |
・ 午前9時前(研究指導の準備、自分の研究を進めるため)
・ 午後5時半以降(片付けをして、家に帰るため)
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E休憩・食事 |
1時間半に1回は休憩を取る(疲れ切らない)。Take a rest.
昼食(12時過ぎには片付け始める)。
夕食(午後5時半過ぎには片付け始める)。 |