5−1.評価・審査・倫理など
(1) 評価基準(修士過程)
1) 科学の厳密さ |
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@誤差の評価 |
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誤差伝搬 |
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2) 実験・分析・解析の記録 |
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再現性の確保 |
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3) 実験・分析・解析技能(Skills) |
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(2) 審査システム
1) 博士課程前期(修士) |
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@セメスターレポート |
BGI ではセメスターごとに提出する。
二名が評価する。 |
A発表 |
BGI では修士課程の最後に発表をする。 |
2) 博士課程後期(博士) |
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@学位論文・博士論文 |
修了するために必要。 |
A審査会・公聴会 |
修了するために必要。 |
B学位審査員 |
BGI では入学時に決まっている。 |
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主審、副審。 |
(3) 推薦状(Recommendation Letter)
1) 注意 |
学生さんを推薦できない場合には書けません。 |
2) 推薦の判断基準 |
研究指導していた期間の研究能力、研究能力の改善能力。 |
@理由 |
応募先に採用されたとしても通用しないから。
嘘で飾ると応募先に迷惑がかかるから。
嘘で飾ると今後推薦すべき学生さんを推薦したときに推薦書の価値が下がるから。 |
Aモデル |
最終目標を理解することができる。
→周りの意見を素直に聞くことができる。
→自分で論理的に判断することができる。
→行動に移すことができる。 |
(4) 研究倫理・モラル
1) 謝意 |
教えてもらったとき。 |
2) 後片付け |
他の学生・博士研究員・教員に(ムダに)迷惑を掛けてはいけない。
【例】
試料の混染・コンタミネーションで数カ月の努力が無駄になることもある。
後片付けの終わっていないものが使えないと作業効率が下がる。 |
3) 研究不正
(嘘・捏造・データの改ざん) |
不祥事 |
@予期される結果 |
研究者としてのキャリアが終わる。
研究機関の評価が下がる。
研究界の信頼が下がる。
【参考図書】
・理系のための研究生活ガイド第2版(坪田一男)
(論文に責任のとれる人をauthorにする、144-145ページ) |
A学術論文 |
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論文不正 |
大きな間違い
疑義
誠実に撤回する。 |
文書・データ(画像)の
不正流用 |
良くない。 |
二重投稿 |
編集作業・査読の軽視。 |
Bお金 |
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研究費の不正流用 |
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手当の不正受給 |
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架空取引 |
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Cコピーアンドペースト |
著作権侵害 |
図の転載 |
出版社の許可が必要。 |
文章 |
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(5) ハラスメント
1) アカデミックハラスメント |
良くない。 |
2) セクシャルハラスメント |
良くない。 |
(6) 歓送迎会
1) 種類 |
歓迎会
送別会
歓送迎会
壮行会 |
2) 送別会 |
本人の帰国日・最後の出勤日を聞く。
本人の最後の出勤日から一週間程度前に開く。
参加メンバーを挙げる。
目上の人から予定・都合を聞く。
・出張(学会、放射光実験)
・お子さんの行事
多くの人にとって都合の良い日を探す。
日程を確定する。
お店を予約する。
メールを流す。 |
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